直径1.6 m以下の標準シリーズの装置では、定格圧力は200 MPaが標準です。加熱ゾーンの直径が大きくなるにつれて、終端での力が強くなります。クインタスの線巻式フレームはそれに対応する設計です。大型装置の定格圧力はニーズに合わせてご相談を承っております。
温間静水圧プレス(WIP)は、コンポーネントや金型に充填した粉末を常温で最大600MPa (87,022psi)の超高圧で静水圧加圧します。一般的な圧力媒体は水、溶液、油などで、場合によってはコンポーネントが袋詰めされます。
クインタスではさまざまな方式に対してオープンですが、セルパウチ型により重点を置いています。クインタスが生産レベルのテストで大きな関心を持っているのが、リチウム金属アノードやin situリチウム金属アノードを採用したコンセプトです。スウェーデンとアメリカのアプリケーションセンターで、硫化物、酸化物、複合物を用いた固体電解質システムのテストを日々実施しています。
HPHT(高圧熱処理)は、クインタスが制御加熱とHIP処理を組み合わせた熱処理に使用する用語です。クインタスの装置の制御冷却機能によって、緻密化ステップの直後に熱処理を行うことができます。
初期投資コストは大きいように見えますが、現在の電池製造に使用されている他の機械に比べるとコストは低くなっています。クインタスが設定した現実的なコストモデルによる計算では、静水圧プレスは1 kWhあたりセントの低い値を示しています。この計算モデルはさまざまなパラメータに対応し、特に影響が大きいのがパウチと容器の寸法で、これらはお客様のご希望に合わせて調整することができます。
Uniform Rapid Quenching (URQ®)は、クインタスが開発した、ガス焼入れと同様の冷却速度で被処理体の高速焼入れを可能にする技術です。HIP内の低温ガスが炉内の高温ガスと非常に速い速度で交換され、誘導応力を最小限に抑えながら、被処理体が効果的にかつ均一に焼入れされます。
高圧分野における卓越した経験により、クインタスは市場で最高の製品を提供できると確信しています。クインタス独自の巻線技術は、高圧加工を可能にし、シートメタル加工における多数の品質的利点と経済的利点をもたらします。また、巻線技術は装置の寿命と信頼性を大きく飛躍させます。
Flexformは、航空宇宙産業の機体、エンジン、宇宙用シートメタル部品の生産において、数十年来、確固たる地位を築いてきました。航空宇宙産業では、多種にわたる高品質な部品を比較的少量ずつ生産することが求められるため、これはまさにうってつけの技術です。また、この技術は、自動車、バス、トラック、非消耗品である日用品、食品加工機器、大型家電、建物のファサードなど、試作や少量生産が必要なあらゆる産業にも適しています。
液圧プレスの柔軟なダイヤフラムにより、ブロック式、キャビティ式、エキスパンション式などのほとんどの種類の金型の成形が可能です。1回の成形作業で浅い/小さい金型と深い/大きい金型を同時に使用することができます。液圧技術では、アンダーカットや複雑な形状、トリミングやカッティングもできます。ゴムパッド加工ではブロック金型の下側で圧力が大幅に低下するのに対し、液圧プレスでは、金型の全面に最大の圧力をかけることができます。
一般的には、サイクルタイムや加圧時間が長くなることで故障が検出されるので、微量の漏れが発生する程度です。最悪の場合、大きな故障が発生してトレイがオイルで満たされる可能性がありますが、これは極めてまれです。プレスが自動的に減圧し、システム内のオイルをタンクに排出します。その後、オペレーターはメインオイルタンクの手動バルブを閉じることができます。摩耗したダイヤフラムは、すべての交換部品が手元にあれば、通常は4時間以内に交換することができます。
薄膜から10 mmまでのシートメタルを成形できますが、厚さ1~5 mmでの使用が一般的です。従来の航空宇宙用アルミニウム合金、ステンレス、ほとんどの軟鋼に対応します。インコネルやチタンなどの超硬合金も成形できます。
クインタスはHPP開発プロセスの全体を通してお客様をサポートしています。レシピをはじめ、包装、設計、インハウスでの認証まで、幅広いサービスを提供しています。クインタスの総合的な評価とサポートは、お客様の製品のスピーディな市場展開を実現することを目的としています。
はい。HPPは食品の安全性を保証し、新鮮な製品の最適な特性を維持しながら、保存期間を延ばします。また、HPPは多くの食品安全当局(FDA、EFSAなど)から高く評価されています。食品の安全性は、400 MPa (4,000 bar/58,000 psi)~600 MPa (6,000 bar/87,000 psi)で数秒から6分ほど加圧し、細菌、ウイルス、カビ、酵母、寄生虫などの増殖性病原体を不活化することで達成されます。
HPPは加工食肉製品、果物や乳製品を使用した飲料、ベビーフード、乳製品、ペットフード、調理済み食品、そのまま調理できるタレ漬け肉や食品、魚介類、プラントベースフード(ワカモレ、フムス、サルサ、調理済みサラダ、豆腐、植物ミート類)などの幅広い食品や飲料に商業的に使用されています。ほとんどの食品・飲料にHPP技術を利用できます。ただし、HPPの条件を決定し、規制のルールやガイドラインに適合するために、ある特定の内在的・外在的な要因が重要になります。
クインタス・ケアプログラムは、高圧技術のパイオニアとして70年以上にわたり育んできた、真のパートナーシップを築くというクインタスの文化を反映しています。クインタス・ケアがお客様に提供する長期的・短期的な利点には、継続的な運用コストの管理、確実な部品の入手、定期的な技術的レビューと改善トレーニング、継続的な教育セミナー参加の機会などがあります。
科学的根拠に基づくHPP技術は、懸念される多くの食品病原体を不活性化できる優れたプロセスとして、世界の規制期間に認められています。また、腐敗細菌の増殖を遅らせることにより、冷蔵保存期間を未加工食品の2~10倍にすることができます。これらの利点は、食品の安全性と食品廃棄物という世界的な課題に対して大きな影響を与えることができます。加熱や化学物質を使用する従来の食品加工方法は、健康と栄養の面でマイナスの影響を与えます。消費者は、特に生鮮食品、生の食品、あるいは最小限の加工を施した食品に高い栄養価を求めています。HPPは食品中の栄養素に影響を与えません。その主な理由は、HPPは共有結合に影響を与えないため、HPP製品ではビタミンや生理活性物質が維持されるからです。HPPを使用することで、メーカーは微生物の繁殖を抑える化学保存料の使用を排除し、食品安全検査の頻度を減らし、保存料不使用の食品を求める顧客のニーズに応えることができるほか、運用コストを削減して企業価値を高めることもできます。HPPは、非加熱食品加工技術の中でも優れたプロセスとして選択されるようになっています。包装後の食品に含まれる病原体の不活性化が保証され、食品・飲料メーカーは消費者を守り、企業の評判やブランドイメージの低下のリスクを避けることができるという、ビジネスにとって極めて重要な食品の安全性に対する自信が得られます。
クインタスの装置は高い信頼性を備えています。クインタスは分野のグローバルリーダーとして60年の経験を有し、クインタスのお客様は全般的にプレスの稼動コストを低く抑えられています。しかし、どのような機械でも故障は発生しますし、いつどの部品に不具合が発生するかは誰にも分かりません。分かることであればメンテナンスマニュアルに記載されているはずです。アップタイムを確保するストラテジーは次の通りです。
クインタスは長年をかけてサービスレベル契約を確立し、クインタス・ケアを通して主に2つのプランを提供しています。基本プランでは、優先的なサポート、リモート技術サポート、応用サポート(一部の国は対象外)、1年に1回の対面トレーニング、1年に1回のメンテナンスおよび安全性・信頼性点検を提供します。総合プランには、基本プランの内容に加えて、予防保全に使用するすべてのスペアパーツと予期せぬ故障などで必要になったスペアパーツ(一部を除く)が含まれています。クインタス・ケアのプランで予防保全を実施することで、コストを計画通りに保ち、システムのアップタイムの最大化を図ることができます。
クインタスはアメリカ合衆国と欧州の2箇所にサポートホットラインを設置しています。時間帯に合わせてどちらでもご利用いただけます。
調査によると、産業セクターの通常の機械の保守コストは、投資の6~7%(年間)とされており、通常クインタス・ケアの総合プランの価格はそれを大きく下回ります。サービスレベル契約(SLA)の総合プランでは、材料にかかるすべてのコストを管理できます。基本プランでは、材料の一部を必要に応じてクインタスから、またはその他のサプライヤーからご購入いただく形になっています。
クインタスのSLAのすべてのプランは次の3つの要素に基づきます。